セサミンとグルコサミン

セサミンとグルコサミンは、近年人気の高い栄養成分であり、これらを含んだ商品も非常に多くなっています。
テレビや広告などでもこの２つの名前はよく見かけます。
なぜ人気が高いのか、その理由はいくつか考えられます。

まず、どちらも共通して天然由来の成分であり、特に大きな副作用の心配がないということです。
セサミンはゴマに多く含まれる成分であり、グルコサミンはカニやエビなどの甲殻類の皮や動物の軟骨、ねばねばした野菜（オクラ、山芋など）に多く含まれています。
普段から自分たちが口にする食品に含まれていますので、たとえサプリメントで摂取する場合でも安心出来るということです。
もちろんサプリメントを飲む際には、用法や用量をきちんと守らなければいけませんが、多少摂りすぎたとしてもそこまで深刻な副作用は出ないと考えられています。
続けて服用するものだからこそ、「安心」はなくてはならないものですね。

さらには、どちらの成分も大多数の人が悩まされる症状に効果的なものだということです。
誰でもある程度年齢を重ねると、細胞は老化していきます。
今までは勝手に体内で生成出来ていた成分がだんだんと作られなくなり、減ってしまうことによって身体には様々な老化現象が現れます。
２つの成分は、どちらもこの老化に対して大きな力を発揮するのです。
まず、セサミンは身体のあらゆる部分の細胞を衰えさせる活性酸素を抑えてくれる働きがあります。
皮膚も内臓も、全て細胞で出来ています。
つまりセサミンは身体全体の老化防止につながるというわけです。
グルコサミンは、軟骨を生産する細胞を再生してくれる働きがあると言われています。
ずっと使ってきた軟骨は、だんだんと擦り減ってしまい、高齢になるにつれてその部分が痛むようになります。
特に膝の痛みに効くとしてグルコサミンは有名ですね。
どちらの症状も、年を重ねていけば避けては通れません。
少しでも症状が和らぐよう、またこうした症状が深刻化しないよう、予防のために摂取する人が多いようです。

セサミンとグルコサミンは、どちらも違ったアプローチで身体の老化を防いでくれますが、一緒に摂っても悪い影響が出ないのが嬉しいところです。
中には組み合わせが良くない成分もありますので、注意が必要です。